ニキビ菌 顕微鏡

アクネ菌は皮膚の常在菌である!

ニキビはアクネ菌(ニキビ菌)が増殖するからなる。よく聞くセリフですね。でもアクネ菌がどんな菌なのかご存知ですか。

アクネ菌はいつも皮膚の表面にいる常在菌です。皮膚表面や毛包のなかにいるのです。だから病原菌とはいえないのです。

アクネ菌は「プロピオニバクテリウム属」の「プロピオニバクテリウム・アクネス(Propionibacterium acnes)」略してピー・アクネス(P.acnes)です。アクネ菌は顔や胸、背中など皮脂が多く分泌されるところにいます。ニキビの症状がなくてもいます。

ニキビができる

アクネ菌はどうやってニキビを引き起こすの?

ニキビはアクネ菌が作り出すリパーゼ(脂肪分解酵素)、ポルフィリン(光吸収物質)、プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)などにより引き起こされます。

リパーゼ(脂肪分解酵素)は皮脂に含まれる中性脂肪を分解してグリセリンと遊離脂肪酸を作ります。遊離脂肪酸は毛穴に皮脂を詰まりやすくしたり、ニキビを刺激したり、炎症を起こしたり、ブツブツを赤くしたりします。

ポルフィリン(光吸収物質)は太陽の光を過剰に吸収して毛孔に炎症を起こさせ、ニキビを赤いブツブツにします。

プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)はタンパク質でてきている角質細胞を分解してニキビを悪化させます。

ニキビはこうして悪化するのです。

参考までに、リパーゼ(脂肪分解酵素)によるニキビの悪化は以下のようになります。(図1参照)

(図1)

アクネ菌 脂肪分解

アクネ菌は皮脂が大好物!

ヒトの正常な皮膚は、本来、夜に洗顔して余分な皮脂や汚れを落としそのまま寝てしまっても、朝起きれば、ちょうど良い具合に皮脂が分泌されるものなのです。

もともと皮脂の分泌量が多い人が油分の多いクリームなどを使用したり、乾燥肌の人が保湿をしなかったため(皮膚が乾燥を防ぐために)皮脂を多く分泌したりして、皮脂量が増えるとどうなるでしょう。

はい、そうですね。

アクネ菌は皮脂をエサにします。

皮脂量が増えてエサが増えれば、アクネ菌も増えますから、ニキビができやすくなりますね。

アクネ菌を増やしすぎないために、自分の肌質にあったケアをしましょう。