医師

ニキビで皮膚科などの医療機関にかかった人へのアンケート

医療機関を受診したにもかかわらず「ニキビ治療で満足できなかった。」という不満を聞くことがあります。

その人たちはどのような不満を抱いたのか?医療機関でニキビを治療中のあなたも、これから受診しようか迷っているあなたも気になるのではないでしょうか。

ニキビ治療に満足していない患者の不満理由ダントツ1位は

実は、2009年に「ニキビ治療に満足していない患者の不満理由※」についてのアンケートが行われました。

2009年に行われたインターネットによる全国調査では、12~35歳一般男女5000名のうち、ニキビ治療に満足していないと回答した186名(複数回答可)の不満理由、ダントツ1位は「ニキビが(期待するほど)治らなかった」81.0でした。

第2位は「お医者さんがニキビの原因についてきちんと説明してくれなかった」18.6、第3位は「治療にかかる期間が明確でなかった」16.6。

治療

4位以下の理由は次の通りでした。

4位 ニキビが治るのに時間がかかった 15.6
5位 瘢痕(ニキビ痕)が残った 13.7
6位 お医者さんが治療の方針についてきちんと説明してくれなかった 13.5
7位 お医者さんの治療方針の説明がわかりにくかった 12.9
8位 診療時間が短かった 10.6
9位 治療にかかる費用が明確でなかった 9.9

10位 お医者さんが治療の副作用についてきちんと説明してくれなかった 8.3
11位 ニキビがあったところが赤くなったり、色素沈着が残った 7.7
12位 副作用が起こった 5.9
13位 看護師、薬剤師さんが薬の副作用についてきちんと説明してくれなかった 5.8
14位 お医者さんの薬の副作用の説明がわかりにくかった 4.9

その他 6.1

不満

 

1位「ニキビが(期待するほど)治らなかった」

もっと綺麗な肌を思い描いていたのに…。皮膚科や医療機関を受診すればもっと綺麗になれると思ったのに…。ニキビを治しにいったのに…ということですね。

日本のニキビ治療で効果が高いとされるものは、保険診療ではなく自費診療(自由診療)が多いため、保険診療内だとできる治療が限られてきます。

5位に「瘢痕(ニキビ痕)が残った」というのがありますが、ニキビ痕の治療は保険診療ではできません。ニキビを保険診療で治すのは「ニキビまで」であり、「ニキビ痕」は含まれません。

ニキビで悩む人からみれば、ニキビの延長上にニキビ痕があるのだから、全部ニキビだと思われるかもしれませんが別扱いなのです。(日本では混合診療は認められていません。)

治療開始前に、どこまで綺麗にニキビを治したいか。費用はどのくらいまで負担できるか。(ニキビの悪化度にもよりますが、綺麗に治そうとすればそれなりに費用がかかります。)

治療のための期間はどれくらいとれるかを医師に伝えることにより、治療方法の選択肢や期間も変わってくるのだと思います。

医師との間に「治った」イメージに差があるのかもしれません。自分の思い描いたイメージ通りにニキビをを治したいなら、そのイメージを医師にしっかり伝えましょう。

2位の「お医者さんがニキビの原因についてきちんと説明してくれなかった」6位の「お医者さんが治療の方針についてきちんと説明してくれなかった」8位の「診療時間が短かった」などは、風邪などで病院を受診した場合と同じ…。

医師とコミュニケーションがとれるか、診療時間が十分に取れるか…ですね。

皮膚科を受診する前に自分でニキビを治そうとしている人

疑問

ニキビ治療で皮膚科などの医療機関を受診した人たちは、受診するまでどのような方法でニキビを治そうとしたのでしょうか。

某医療機関をニキビで受診した人の治療歴を調べたところ、1番多かったのは「一般用医薬品」を使って治そうとした人たちでした。

一般用医薬品(OTC医薬品)…ドラックストアなどで購入できる市販薬のこと。医師による処方箋が不要な医薬品。

2番目に多かったのは通信販売で購入できる化粧品やサプリメントを使って治そうとした人たち、3番目は治療歴がない人たち、4番目に他の医療機関を受診していた人たち(医療機関をかえた理由は前医療機関のニキビ治療に満足できなかったためとのこと)、5番目がエステという結果でした。(重複回答あり)

やはり、化粧品よりドラックストアなどで購入できる一般用医薬品の方がニキビに良いと思うのでしょうか。エステより他の医療機関を受診していた人の方が多かったのも興味深いです。

エステはニキビを治すより、美容目的で行く人が多いのかもしれません。限られた時間内での診察ですから、医師の説明が不十分だったり、わかりにくかったりすることがあると思います。

薬の使い方の説明書を渡されて、読んでおくようにと言われただけで使用方法の説明がなく間違った使い方をしてニキビが悪化した例もあるとのこと。

信頼できる医師にかかりたいですね…。

※【参考文献】「ディフェリン継続の背景」株式会社エムシーアイ社によるインターネット全国調査,2009.