皮膚科

ニキビで皮膚科へ行くべきか。ニキビを罹っている人の受診率と重症度は?

ニキビが目立つので皮膚科にかかったほうがいいのか。自分でなおした方がいいのか判断できない。みんなはどうしているのだろうか。

どれくらいの人がニキビで皮膚科を受診しているのだろうか。

現在は、ニキビに罹っている人全体の1割程度(10%程度)しか定期的に医療機関を受診しておらず※、ほとんどが市販薬や化粧品などで自己治療を行っているというデータがあります。

また、ニキビで皮膚科を受診したひとの重症度はどうなのでしょうか。

皮膚科を受診した人は、ニキビが赤ニキビ、黄ニキビになり重症化してからというのが多いです。

受診の理由は、赤ニキビになると、殺菌・抗炎症作用のある塗り薬を処方されたり、ビタミン剤・抗生剤が処方されたり、市販では手に入らない薬を使うようになるからとのこと。

黒ニキビなら市販の薬やニキビ用化粧品で治せると考えるようです。

仕事や学校を休めない。皮膚科の診察時間に間に合わない。まだニキビの数が少ないし、お金がどれくらいかかるか不安。このまま時間をおけば自然に治るかもしれないと受診を先延ばしにするそうです。

皮膚科はどの種類のニキビから診察してくれるの?

一方、皮膚科はどの種類のニキビから診察してくれるのでしょうか。

実は白ニキビから診察してくれます。白ニキビはいちばん軽度のニキビです。こんな軽症で受診するな!と怒られることはないです。ニキビが気になったら受診して大丈夫です。

ところで、白ニキビって何?赤ニキビ、黄ニキビって?とニキビの種類を意識したことがない人が多いのではないでしょうか。

ここでニキビの種類と進行度(悪化度)について理解しておきましょう。

ニキビの種類と進行度(悪化度)について

ニキビの種類は白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビがあります。
白→黒→赤→黄色の順にニキビが進行(悪化)していきます。

0.ニキビなし

正常な肌

正常な状態。

1.白ニキビ(面皰…めんぽう)

白ニキビ
角栓(コメド)や汚れで毛穴がふさがれ、毛穴に皮脂や角質がたまった状態。ニキビの初期で毛穴が詰まっただけなので、まだ炎症を起こしていない。赤みのない白い小さなブツブツレベル。

2.黒ニキビ(面皰…めんぽう)

黒ニキビ

皮脂が毛穴に溜まり、空気に触れることで酸化して黒くなった状態。毛穴が開き黒い小さな盛り上がりになる。

皮膚科を受診すると。毛穴のつまりを取り除くための「塗り薬やビタミン剤」を処方される。
面皰圧出処置(ニキビの中に詰まっている膿や皮脂、古い角質などを出す)で治療する。

3.赤ニキビ(炎症性皮疹…えんしょうせいひしん)

赤ニキビ

酸化した皮脂が毛穴を塞いでいるため、皮脂の排出むずかしくなった状態。アクネ菌が増殖し、毛穴の中で内部で炎症が起こっている。ニキビが赤くみえる状態。
殺菌・抗炎症作用のある塗り薬を処方されたり、ビタミン剤・抗生剤が処方される。面皰圧出処置などを行う。

4.黄ニキビ(膿胞性ざ瘡…のうほうせいざそう)

黄ニキビ

ニキビの炎症がさらに悪化し、毛穴かの中に溜まっていたものがまわりに漏れ出てて、かつ膿を持っている状態。ニキビは膿があるため黄色くみえる。

触ると痛いことがある。 治療方針は基本的に赤ニキビと同じ。薬はニキビの状態にあわせて処方される。黄ニキビは絶対に潰さないこと。できるだけ触らないこと。早急に皮膚科を受診をおすすめします。

【補足】ニキビ跡

ニキビ跡

 

悪化したニキビは治癒しても、自己流の治し方だと、赤み、色素沈着したシミ、クレーター状のデコボコなど痕が残ってしまうことがあります。(これがニキビ跡と呼ばれます。)

たかがニキビと侮ることなかれ!ニキビ跡が残って後悔しないよう、はやめにケアをはじめましょう!

 

参考文献

※林伸和ほか 本邦における尋常性ざ瘡のアンケートによる疫学的調査成績 日皮会誌.111:1347-1355,2001